踏み込み脚の使い方【理論編】
- 幸平 宮下
- 6 日前
- 読了時間: 3分
KPA メンバーの皆さん
こんにちは、宮下です。
本日は「踏み込み脚の使い方【理論編】」という内容でお届けします。
球速と安定感を生み出す”止める力とは?
今回は、「踏み込み脚」について着目します。
踏み込み脚は、単純に”着地する脚”ではありません。
実は、
「エネルギーを伝えるための重要な役割」を持っています。
今回は、実際の110km/h台の投手データとともに、
・なぜ踏み込み脚が重要なのか
・どんな使い方が必要なのか
を整理していきます。
踏み込み脚の役割とは?
投球動作では
軸足で地面をける
↓
前方にステップする
↓
踏み込み脚で受け止める
↓
骨盤や体幹が回旋する
↓
上半身からボールへ力が伝わる
という流れがあります。
つまり、
「前に進む力を受け止める場所」
になります。
今回のデータで見えてきたこと
今回提示するデータは、110㎞/台の投手の踏み込み脚のデータです。
特に特徴的だったのが、
「地面反力(GRF)の立ち上がりが非常に速い」ことでした。
さらに、
投球方向への力(Y軸方向)が大きく出ていました。
これは、
「踏み込み脚で素早く身体を受け止められている」可能性を示しています。

地面反力(GRF)ってなに?
少し難しい言葉ですが、
GRFは、「地面を押したときに返ってくる力」のことです。
ジャンプをすると身体が浮くのも、地面から力がかえってくているからです。
投球も同じで、地面をうまく使えると、その力をボールへ伝えやすくなります。
重要なのは「強く踏む」ではなく「素早く受け止める」:
ここで大切なのは「強く踏む」ことではありません。
重要なのは、
「短時間で力を受け止める」ことです。
投手は、
踏み込み脚が着地した後に、地面反力が一気に立ち上がっていました。
これは、
「踏み込み脚でエネルギーを逃がさず受け止められている」可能性があります。
逆に、
・踏み込み脚が動いてしまう
・身体が前に流れる
・踏み込み脚が不安定
になると、せっかく作ったエネルギーが逃げやすくなります。
「止める」ことで回転が生まれる
投球では
「前への動き」を「回転」へ変える必要があります。
この時に重要になるのが、
踏み込み脚の”ブレーキ”です。
例えば、
走っていて急に止まると、身体が前へもっていかれますよね。
投球も同じで、踏み込み脚で身体を受け止めることで、
・骨盤回旋
・体幹回旋
・上半身へのエネルギー伝達
が行いやすくなります。
つまり、
「止める」力が「投げる力」につながるということです。
まとめ
踏み込み脚は、単順に”着地する脚”ではありません。
投球で生まれたエネルギーを
・受け止める
・回転へつなげる
・上半身へつなげる。
ために非常に重要な役割を持っています。
今回の110km/hの投手では、
・GRFの立ち上がりが早い
・投球方向への力(ブレーキ力)が大きい
という特徴が見られました。
次回は、この理論からどのようなトレーニングを選択するのか、実践編をお送りいたします。
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